住宅性能評価の持つ注意点について
住宅性能評価はその住宅の性能を客観的に指標化したもので有用ではありますが、一方では注意点もあります。
まず、この性能評価は全ての住宅に対してその作成が義務付けられているようなものではありません。
しかも、出来上がってしまってから評価しようとしても専門家でも困難であり、基本的には設計の段階から対応しておく必要があります。
建売住宅では、ハウスメーカーが必要と考えて最初から評価できるようにしていない限り、後付けで作成しようと思っても難しいわけです。
また、一般的に言えば評価値は高いほど良いに決まっていますが、現実的なことを考えた場合には話はそんなに簡単なものではありません。
現実面とは即ち予算のことであり、いくらでもお金を出せるような人はまずいないと思われますので、一定のところ妥協せざるを得ません。
そして、人が住宅に求めるものというか重視する項目はそれぞれに異なっていることが普通ですので、自分は何を重視するのかを考えてから利用しないと、評価値は高いかもしれないが予算オーバーになったとか、自分にとっては必ずしも良い家にはならなかったということが起こるかもしれないのです。
さらに言えば、一部の評価項目はそもそも両立することが難しいような内容になっていることもあります。
この意味でも、どの項目を重視するのかをはっきりさせた上で利用することが適切であり、世の中の平均的な物の考え方で誰もが満足できるわけではありません。